- 2010.01.01 Friday - 20:18
■中途半端な知識は家をダメにする
====中途半端な知識なら無いほうが良い====
最近住宅のコミュニテイを見たり、家を建てようとしている方達にお会いして相談を受ける際に
感じる事があります。
中途半端な知識は逆に本物を見逃してしまう
ということです。
私はSNSの「mixi」にも住宅関係のコミュニテイを持っていてそこでこのブログを公開して
いますが、他にも幾つか勉強の為に「コミュニテイ」に入っています。
あるコミュで『風水』や『家相』について参加者がコメントを思いのまま入れていました。
私自身この『風水』や『家相』についてそれ程詳しくはありませんが、それでもそのコミュ内で
書かれている事に疑問というかそれは明らかに違うだろというものがありました。
そもそも『風水』と『家相』は似ているようで違うものです。
それは勉強すれば誰でもその位は理解できるようになります。
簡単に説明すると風水も家相もそこに住む人の生まれた年、時間、性別によって見方が
それぞれ異なってきます。方位による鬼門や張り欠けだけでは決してありません。
また風水にはあまり良いとされない間取りや方角を修復する方法もあります。
しかし、そのコミュでの書き込みはその基本的な事すら解っていない方達が勝手に自分の主観や
ちょっとインターネットで調べたこと、知人から聞いた情報で誤った情報を書き込んでいました。
相談者もその助言者達の誤った情報で納得していました。
ハッキリ言って無駄な時間と無駄なやり取りです。
風水や家相を考える事が良い悪いではなく中途半端な知識が全てをダメにしていました。
やはり相談はその分野の信頼おける専門家に相談しなければ意味がない。
ブームにのって適当な事を書いている本やTVに出ている怪しい人、周りのひとづての情報を
聞くのではなく、きちんとした専門書を何冊も購入し、勉強する事が大切です。
住宅は数千万という大きな買い物ですから、やるからには真剣に勉強しなくてはなりません。
住宅というものは非常に奥が深く、えてして中途半端な知識が本物を見定める時に邪魔をする
事が意外と多くあります。
例えば住宅性能比較でよく出てくる「C値」「Q値」があります。
大手ハウスメーカー各社や一部の工務店は一応数字を公開していますね。
http://www.towntv.co.jp/2009/11/cq.php(参考資料)
素晴らしい数値=快適な家(住み心地、健康、適正価格)とは必ずしも言えない
何故か?
私はC値1.0以下、Q値1.2以下であれば大掛かりな24時間換気システム(第一種)、床暖房等
必要ないと考えています。
実際に上記の数値で第三種換気(給排気局所換気)、省エネの暖房器具で非常に快適になる家を
知っていますし、夏、冬と体感しています。
隙間が無く高断熱で基本性能が高い家ならば、局所換気で十分空気の流れを作れますし、家中
熱は対流しますので、殆ど温度差は無くなります。
ということは大掛かりな暖房システム(全館空調や全館床暖房)など費用が掛かるものはいらなく
なってしまうのです。
それから建てたばかりの数値は良いが、経年で性能が落ちてしまう資材を使っている
ハウスメーカー、工務店はこれも×です。
壁内結露を起こす可能性がある工法、断熱材、低い施工レベルを行っているハウスメーカー、
工務店、これも×です。
冒頭に書いた中途半端な知識というのはお施主様だけではなく家を造る側にももちろん当て
はまります。
そして「家を造る側」に問題が多いのがこの業界だということをまず認識して一生懸命勉強し、
中途半端ではなくきちんとした「知識」と「情報」を持つことから始めなければいけません。
どのようにして学べば良いか分からない人はこのコミュに入会すればその方法をお伝えできます。
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【住宅力アドバイザー】
※今日も気になる裏情報
施主の皆さんは住宅で一番大切な部分「基礎」にこだわっていない方が多いようです。
どうしても上物に目が行きがちですがシッカリと各社の基礎への取り組み方をチェックして
おきましょう。
この「基礎」を疎かにしていない所はかなり信頼度が高いですよ。
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